2007年06月06日

リゾート開発



(写真と記事は関係ありません)


昨日は「リゾート整備」についてしゃべってきました。
1988年の自治大臣官房企画室「総合保養地域の整備について」の中の
「リゾート整備に関しての市町村長への7つの提言」の項目を示そう。

大項目では
1. ブームに乗るな…長期的視点に立って
2. 同じものを作るな…地域の特性を生かした独自のものを
3. 地域の理論を持て…市町村長は理論と哲学を語れ
4. 官民の密接な連携を…諸手続きの円滑化が不可欠
5. デザインポリシーを構築せよ…地域の実情にあった規制を
6. 人と地域の資源を生かせ…地域の活性化に結びつけることが最重要課題
7. ハード面だけでなくソフト面も…いかに快適に楽しく過ごせるかが大切

という項目がありました。
すでにこの提言は20年近く経過し、その後は、市町村合併、三セクの問題浮上、最近ではリゾート内遊具の点検不備などの問題が新たに発生してきていますが、多くの部分は参考になるのでは。
要は、
① 地域の良さをもっと住民全体で認識し、誇りを持って他地区にない優位性を構築していく、
② これがソフト面での充実にも結びつく、
③ 伊豆・箱根・富士地区を一つのテーマパークとして考え、その中のゾーニングをしていく…市町村レベルで分断した考えでは光も光れない、無駄も増加 
④ このエリア一体をデザインする組織があって回遊性を高め、コンセプトをしっかり立て中規模エリアの活動を考えていく

ことが重要と思う。

市町村合併の問題はこれと連携すべきだが、首長などの利権や税金、社会保険負担の市町村レベルの違いをどうするかの問題などに時間がかかるため、それの問題とは別に県レベルの観光振興策として、このエリア活性化事業、ブランド活性化事業として早期に構築していくことが肝要と思う。
個人事業レベルでは、もう待ったなしの経営状況があるのです。



Posted by A.S. at 09:00│Comments(0)
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
リゾート開発
    コメント(0)